大体の趣旨はそのとおり。
なにせ、いまだにBitTorrentで手に入らない英語で書かれたベストセラー本はないくらいだからな。まあ、ウイルス云々はビューワーをきちんと選べばどうにだって防げる話だから、ウィルスが怖いから云々のネガティブキャンペーンで違法な流通が制限できるわけではない。
Google和解がいいかどうかは別にして、出版社が紙の本ばかりにこだわっているとマンガ大国ニッポンは、中国のように実質著作権フリーのアンダーグラウンド出版ばかりになっちゃうよね。というか、「自炊」するまでも無くすでに中国や韓国の某サイトにいけば、png/jpegまたはPDFの形式でスキャン済みの日本の新刊マンガが大量においてあるからな。そのURLが出回るだけで、出版社が紙にこだわればこだわるほど、自分の首を締めているだけだよね。中国や韓国から「違法」マンガをダウンロードした日本人は(P2Pなどで公衆送信等をしないかぎり)だれもが著作権違反にはならないし。
まあ要するに、出版社がやるべきは、適正な価格で利用勝手が良いようにいち早くデジタル書籍を配信することなのだ。この電子デバイスが普及する直前において、それをやってしまえば、ほとんどの人がわざわざ不正な手段でコンテンツを入手しようと思わないのだ。これは、音楽のファイルの不正流通の具合をみるとよくわかる。
北米や欧州の中学生、高校生、大学生は、音楽やビデオを自腹で購入することはほとんどないのに、彼らのiPodやiPhoneやPCには音楽やビデオで一杯になっている。これはP2Pソフト等で違法にコンテンツを入手するからだ。ところが、きちんと収入がある大人はあまりそのように不正な手段で音楽コンテンツを利用しない。というのもP2Pで流通している音楽ファイルは質が悪く劣化しているものがしばしばある上に、入手するのに各種検索サイトをめぐらなければいけなかったり、何度かダウンロードしなおしたり、ファイルをデコードしなおす等の時間と手間が必要なので、そのようなことをするくらいなら$9.9のコストを払うからだ。若者は時間がたっぷりあるがお金を持ってないので違法ファイルを入手するのが経済合理的だけれど、大人は適性な価格ならiTunes Storeから買うのが経済合理的なのだ。
違法ファイルをやり取りする若いヤツは、そもそもが最初からお金を払う気などないので、そこをわざわざ取締ったり、コンテンツのDRMを強化しても意味がない、というかむしろコスト高を招き本来お金を払うべき大人が逃げてしまう。これは2000年代に全米レコード協会RIAAが犯した最大の間違いだ。その教訓を活かして、いち早く適性な価格でのデジタル配信の「プラットフォーム」を作らないと、ゼーンブ持ってかれちゃうかもよ。え、誰にって?内緒。
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